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煙草を吸うことで子孫にも被害が

相当昔の新聞に面白い記事が載っていました。
子供を産む前の女性が喫煙をしていると、生まれた子供はメタボリック症候群になりやすいと言うものです。
記事によりますと、母親が喫煙することで、体内にニコチン分解物質の値が高くなり、子供にも大きな影響を与えることになり、生まれた子供は将来メタボリック症候群にかかりやすくなると書いてあります。
またニコチンだけの影響を考えると、父親の吸うたばこも非常に悪く、喫煙しない父親の家庭とは4.5倍の違いも出て来ることになっていると言われます。
母親が喫煙者の場合には、尿中のニコチン値については、煙草を吸わない両親を持つ子供と比較すると、なんと10.5倍の量となり、父親だけが吸う家庭でも4.5倍となり、善玉コレステロールの値が低くなる傾向にあるとなっています。
善玉コレステロール値が低くなると、動脈硬化などを起こしやすくなり、大動脈瘤など大きな血管病を引き起こす要因にもなってしまうことになります。
煙草は嗜好品と言われ、好きで吸うことでは仕方ないかも知れませんが、自分の子孫に悪い影響を与えることならば、吸うことも考える必要があるのではないでしょうか。

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